こんにちは!
白山はりきゅう整骨院のデンです!
肉離れは1回起こると再発する、癖になりやすいといわれています。
特にスポーツ選手でも、肉離れが再発したというニュースをときどき見たりしますよね。
たしかにきちんと治療しないことで、癖になりやすくなりますが、しっかりと治療すれば肉離れは再発しません。
そこで今回は肉離れの原因や再発しないための治療法をご紹介します。
肉離れとは
肉離れを起こすと、急に強い痛みを感じて、歩くことや患部を動かすことができなくなります。
肉離れとは、筋肉が断裂してしまうことです。ふくらはぎやハムストリングス、前ももによく起こります。
スポーツなどで、急に筋肉の収縮動作がおこなわれる(陸上でのスタートダッシュや、バレーボールでジャンプの瞬間、バーベルを持ち上げる)ときなど、瞬間的な動作の際に、筋力では耐えられないほどの強い収縮力が働いて、筋繊維が損傷します。
筋肉が損傷すると、内出血を起こし、ふとももが腫れたり痛みが生じます。内出血をそのままにしてしまうと、血腫として血が固まってしまい、血液の循環が滞ったりします。
「くせになる」とは?
では、肉離れが「癖になる」とはどういう状態を指すのでしょう。
➀きちんと治りきっていないうちに運動を再開して患部がまた悪化してしまった
➁患部はくっついたが、ほかの周辺筋肉の筋力が低下した状態で運動し、別の箇所に再発
筋肉は、細い筋繊維が寄り集まってできており、筋繊維の一部が切れることで起こります。治療のためにそこを修復しなければいけません。ですが、焦って治らないうちに運動を再開したり、適切な処置を行わないことで、何度も同じ箇所を負傷すると、元のしなやかな筋肉から、固く弾力性のない筋肉になってしまったり、うまく接合せず以前のように動かせなくなります。
肉離れの段階
肉離れを起こす際にも、段階のようなものがあり、初期の段階で治療を行えば、肉離れを起こしにくくできます。
1.こむら返り
いわゆる「足がつる」状態です。寝ているときやスポーツの最中に起こります。ごくたまに足がつる程度なら誰でも起こりうるのですが、頻繁に起こる方は気を付けましょう。
2.肉離れ
筋肉の急激な収縮によって、筋繊維や筋膜の一部が切れた状態です。軽度の場合は、自然治癒で治ることもありますが、悪化を起こさないために違和感を感じたら必ず病院で見てもらいましょう。
肉離れの中でも第1度(軽度)/第2度(中度)/第3度(重度)と三段階に分けられます。
3.筋断裂
筋繊維ががっつり切れてしまった状態です。
一部断裂なら自然治癒で治せますが、完全に切れてこうなると手術が必要になります。
どんなときに肉離れを起こしやすい?
肉離れは、筋肉が固くなって伸縮が上手く行われないときに起こりやすいです。
- 身体の柔軟性が低下している
- 運動による疲れが蓄積している
- 足の筋力が落ちている
- 肉離れを起こしたところが完治していない
そのため運動前後にストレッチを十分に行ったり、お風呂に入って疲れをためないようにしましょう。
肉離れの治療法
肉離れを起こした際の応急処置
- 安静にする
- 患部を冷やす
肉離れを起こした際の応急処置としては、いわゆるRICE処置が一般的です。
RICE処置とは、R(安静)I(冷却)C(圧迫)E(拳上)の手順のことで、あらゆる怪我の際に行われる処置法です。
安静にして患部を冷やし、血流を抑えることで腫れや内出血を軽くします。
痛みがあるときは温めずに冷やすこと。
それから整形外科や整骨院へ行ってください。
基本はサポーター、テーピングなどで患部を固定して自然治癒を待ちますが、圧迫や温熱処理によって組織の回復を促したりします。
再発を起こさないために
再発を起こす原因としては、やはり復帰するのが早すぎる、しっかり完治していない状態で運動を再開してしまうことが挙げられます。
とくにプロの世界だと、肉離れを起こしてもどうしても休めない→無理をしてしまって症状が悪化して続けられなくなる、なんてことが起こります。
歩けるから大丈夫、痛みが消えたから大丈夫と自分の判断で行ってしまうと、肉離れが癖になりやすくなります。
再発を起こさないためには、次のことが大切です。
- 治療中に強い負荷を与えない
- 痛みがなくなってもすぐに運動を再開しない
- 肉離れの重症度や修復期間、通院頻度を把握する
・治療中に強い負荷を与えない
治療中は決して負荷を与えないようにしてください。
2~3日は余り出歩かず安静に、最低でも2週間以上は運動を控えるようにしましょう。
軽いものであれば、数日で痛みは消え、3週間ほどで完治します。
・痛みがなくなってもすぐに運動を再開しない
痛みがなくなったからといって、すぐに以前と同様の運動を行わないようにしましょう。
これが再発しやすい一番の原因です。
試合に出たい、トレーニングしたいと思っても無理にやると、その後に二度とできなくなるかもしれません。
必ず医師の相談を受け、ストレッチなどのリハビリから始めます。
・肉離れの重症度や修復期間、通院頻度を把握する
肉離れには段階があることをお伝えしました。内出血の状態はどんなものか、復帰にどれくらい期間がかかるのかなど、MRI検査や超音波検査によって調べることができます。
きちんと整形外科に行き、復帰の目安やどれくらいの運動の負荷なら平気かなどを確認しましょう。
肉離れが癖になってしまった方は
肉離れには鍼灸治療が効果的
じつは肉離れの治療には鍼灸治療が効果的なことを知っていますか?
激しい痛みや腫れなどの炎症が収まって来たら、怪我の状態は回復期に入ります。
その状態になると鍼治療は、症状を早く治すのにとても効果的なんです。
肉離れを起こすと、患部の筋肉が固くなったり、血流が悪くなります。
筋肉あるいは、ツボの部分に刺すことで、固くなった筋肉をほぐし、血流をよくして、患部の治癒を高めます。
多くの肉離れ患者さんが鍼灸治療によって肉離れから完治しています。
アキュスコープで肉離れを改善
当院では微弱電流治療機器「アキュスコープ」を導入し、施術を行なっています。
体内に電気を流すことで、体内に流れる電流に適合して、自己回復力を高めます。
患部の内出血部や痛みの緩和を早めてくれますよ。
鍼とこのアキュスコープを組み合わせて、あなたに合わせた最適な治療を行なっていきます。
「夜中によく足がつる!」とお困りの方、ぜひ一度体験してみてくださいね!
おわりに
肉離れは、最初の治療が肝心です!
癖にならないためにも、しっかりと治療に専念して再発しないように心がけましょう。
もし鍼やお灸の効果が気になる方は、お気軽に一度ご相談くださいね!
白山はりきゅう整骨院のデンでした〜!