あなたは寝ているときに急に足がつってしまったことはありませんか?または、運動中に急に足がつって困ったことなど。
どうにか治そうと、ゆっくり足を伸ばしてみたり、布団の上でもがいたり、あの痛みと格闘しますよね。
慢性的だったり頻繁に足をつる場合は、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。
今回は、足がつった際に効く正しい対処法と、今後足をつらないために原因と予防法を紹介します。
足がつったときの正しい対処法
足、とくにふくらはぎがつることを、別名「こむら返り」ともいいます。
足がつっている症状は、筋肉が異常に収縮して、痙攣が続いている状態です。
なので、収縮した筋肉をゆっくり伸ばしてやることが対処法となります。
1.体の力を抜いてリラックスする
筋肉が硬直している状態なので、まずはゆっくり深呼吸して体全体の力を抜きましょう。
特に足の筋肉を緊張させるとよくないので、とにかくリラックスさせます。
2.ゆっくりストレッチ
ふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげるために、足のつま先(親指)をすねのほうにゆっくり引き寄せます。すると、ふくらはぎの筋肉がゆっくり伸びていきます。
そのときにアキレス腱が伸びるようなイメージをするといいです。
3.痛みが引くまで動作を繰り返す
何秒かその形をキープしたら、ゆっくりと元に戻します。
足の指をひっぱる→元に戻す を痛みが引くまでゆっくり繰り返しましょう。すると、放置しているよりも早く治ります。
このとき無理に引っ張ったりすると肉離れを起こすこともあるので、ゆっくりやさしく行いましょう。
4.痛みが引いたらマッサージ
また足を伸ばすとこむら返りを引き起こすかもしれないので、ひざを立てて寝たり、足首を回したり、患部を温めながらマッサージをすると血行が良くなってつりにくくなるのでよいです。
足がつる時の4つ原因
① ミネラルが不足している
まず、足がつる大きな原因としてミネラルなどの栄養不足が考えられます。ミネラル分(カルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウム)や、ビタミンB1やタウリンといった栄養のバランスが崩れると、筋肉や神経が興奮(痙攣)しやすくなって足がつりやすくなります。
② 筋肉の疲労による原因
強度が強い運動などにより筋肉が疲労すると足がつりやすくなります。
寝ている時の筋肉は、ゆるんでいる状態ですが、運動などをして疲れている場合、寝ている間も筋肉が緊張して、足がつることがあります。
アキレス腱などの腱の中には、「これ以上筋肉を伸ばしてはいけない」という事を脳に伝達する機能があります。しかし、筋肉を酷使したり疲れがたまると、この伝達機能を低下させて、伝達がきちんと行われず必要以上に収縮したりします。
③ 水分不足
水分不足も足がつりやすい原因となります。
水分が不足すると、ミネラルなどの栄養が体に行き渡らなくなり、足がつる原因になります。
運動の際に限らず、寝るときも汗で水分はどんどん奪われていくので、しっかり水分を摂る必要があります。
④ 下半身が冷えている
冬場や夏の冷房では、足がつりやすくなることがあります。足が冷えることにより筋肉がこわばってしまうため、足がつりやすくなります。また、足が冷えて血行が悪くなると、ミネラルイオンなどが全身に行き届きづらくなり、筋肉が収縮しやすくなります。
足がつるのを予防する4つの方法
1.マグネシウムやミネラルを摂取する
先ほどミネラル不足が足をつる要因といいましたが、とくに「マグネシウム」の不足に気を付けましょう。
マグネシウムには筋肉を緩める役割があり、これが不足すると、こむら返りを起こしやすくなります。
通常成人男性および女性では1日300mg程度(多くても370mg)のマグネシウムを摂取できれば十分であるとされています。
カルシウムやマグネシウムなどが不足しないよう、食事には乳製品、小魚、大豆食品、わかめなどの海藻などを積極的に取り入れるとよいです。
2.こまめな水分補給
運動の際や、日頃の生活でもきちんと水分をとるようにしましょう。ただ、普通の水ばかり飲むと、ミネラルとのバランスが崩れてしまう恐れがあるので、コップ1~2杯程度のポカリスエットなどスポーツドリンクを薄めて飲むといいです。
普通のミネラルウォーターなどの水は、1日1リットル以上摂取しましょう。
とくに秋から冬にかけて寒くなると、水分をとることを忘れやすくなるので、気を付けましょう。
3.血行を良くする
冷えや血行不良は、足がつるだけでなく、さまざまな健康問題を引き起こしますから、血行をよくする生活を送りましょう。
- 毎日浴槽に浸かって体を温める
- ストレッチやリンパマッサージを行う
- 1日数十回のスクワットを行う
4.ツボを押す
体には、多くのツボがあります。ツボを押す事で、症状を和らげたり、体質を改善することができます。
こむら返りに効果的なツボはふくらはぎとすねにあるので、押してみましょう。
「通谷」
「通谷」というツボは、両足の小指の付け根の少し外側にあります。ふくらはぎの血流を促し、血行を良くします。
承山と承筋
「承山」は、ふくらはぎの真ん中で、アキレス腱の延長線上にあります「承筋」はさらに少し上、一番盛り上がった箇所になります。
これらを押すことで筋肉の痙攣を緩和する効果があります。
陽陵泉
陽陵泉は足首の外側のくるぶしからひざに向かったあたりのでっぱった骨、そこから親指3つ分ほど下方にあるくぼみです。
足の三里
膝の下にある太い骨の外側で、親指3つ分下のところにあります。
鍼灸治療で足がつる症状を治す
一時的な足がつる症状は時間が経てば治ります。しかし、頻繁に足をつったり、つった状態が長かったりすると、肉離れになってしまうこともあります。
こむら返りの主な原因は、「疲労、冷え、血行不良、筋の緊張」です!
慢性的なこむら返りを改善
スポーツを行っていたり、肉体労働が激しく、慢性的な筋疲労を起こしやすい方は、とくに足もつりやすくなります。
鍼やお灸には身体機能を整える効果があります。
鍼灸治療では、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くして、こむら返りを起こりにくくします。
また、鍼灸でツボの適切な箇所に刺激を与えることで、自身で行うよりも確実に効果的に治療します。
鍼の効果をアピールすると、なんだかうさん臭い感じになりますが、WHOなど世界的医療機関にも効果が認められている治療方法なんですよ。
白山はりきゅうではアキュスコープでの施術を行なっています
当院では微弱電流治療機器「アキュスコープ」を導入し、施術を行なっています。
患部に電流を与え刺激を与えることで血流をよくします。
さらに筋肉もほぐしてくれるので、日頃の疲れや痛みを緩和してくれます。
足のつる原因である血行不良や冷え、筋肉の疲労を改善できますよ。
鍼とこのアキュスコープを組み合わせて、あなたに合わせた最適な治療を行なっていきます。
「夜中によく足がつる!」とお困りの方、ぜひ一度体験してみてくださいね!
まとめ
今回ご紹介したように、足がつる症状には、足だけでなくいろんな原因があることが分かりましたね。
栄養・水分補給と、疲労回復に十分気を付けましょう。
こむら返りに限らず、足に痛みがある方、身体に不調を感じる方、いつも疲れている方も、鍼灸治療も試してみてください。
もし鍼やお灸の効果が気になる方は、お気軽に一度ご相談くださいね!
白山はりきゅう整骨院のデンでした〜!