毎度こんにちは。美容鍼の東京白山はりきゅう整骨院デンです。
本日は、スキンケアの要である「保湿」について、おさらいしていきます。
ニキビを防ぐための保湿の意味や仕組みを今一度見直していきましょう!
繰り返すニキビを治すには「保湿」が超重要
正しい保湿でニキビや肌トラブルに負けない肌土台を作る
肌の潤いが失われるとバリア機能が低下し、肌荒れや老化の原因になります。
つまり「保湿」こそがニキビをはじめ、様々なスキンケアの要と言えます。
しかしこれまで常識とされてきた
「化粧水をたっぷりつける保湿」
はいわばその場限りの応急処置のようなものです。
一時的にしっとりしていても時間がたてばすぐに乾燥してしまいます。
洗顔をいくら頑張ってもニキビができてしまう方はこちらの記事も参考にして下さい。
https://hakusan-hari.com/biyouhari-effect/nikibi/%e3%81%84%e3%81%8f%e3%82%89%e6%b4%97%e9%a1%94%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e3%83%8b%e3%82%ad%e3%83%93%e3%81%8c%e6%b2%bb%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%b8%e8%aa%ad%e3%82%93/
きちんとお肌を潤すには、
ただ水分を入れるだけの保湿ではなく、
肌そのものを乾燥しにくい状態に導く根本ケアが不可欠になります。
しっかりマスターして、ニキビや肌トラブルに負けない健やかな肌土台を作りましょう。
保湿の正しい意味とは
毎日の洗顔後、お顔を保湿した「つもり」になっていませんか?
保湿とは文字通り「湿気を保つこと」です。
つまり、肌の水分を適度に位置するためのスキンケアのことです。
「なんで今更そんな事?」
という人もいらっしゃるかもしれませんが、
実は保湿の意味を正しく理解している人は非常に少ないのです。
健康な肌の角質には約20%から30%の水分が含まれていますが、
これが20%以下になることを「乾燥肌」と呼びます。
乾燥肌の詳しいお手入れ方法はこちらの記事も参考にして下さい。
肌がつっぱるなどの自覚症状が現れてきたときには、
肌の水分量はわずか10%以下になっていることもあります。
肌から水分が無くならないようにするのが保湿の役割です。
ただし、前回のブログでも少し述べたとおり、
人間の肌にはもともと水分を維持する仕組みが備わっています。
その機能は加齢とともに低下するので、それを補ってあげるのが保湿の目的です。
肌の水分といえば、化粧水と思われがちなのですが、
水そのものを与えても蒸発してしまうので保湿にはなりません。
また化粧水が蒸発しないよう乳液でふたをすれば、
保湿は万全だと考えている人も多いですが、残念ながらそれも間違いです。
実は、油分の保湿力はさほど高くありません。
脂性肌で悩んでいる方はこちらの記事も参考にして下さい。
本来の保湿とは
本当の保湿とは、身体の外から水分を摂り入れるのでなく、
体の内側から湧き出る水分を肌の中で保つようサポートすることです。
それにもかかわらず、多くの女性が正しいと思い込みながら間違った保湿を
実践しています。
あなたも間違った常識に振り回されていませんか?
保湿に対する誤った常識
1 肌がかさつくときは、化粧水をたっぷりつける
2化粧水はシートマスクで肌にじっくり浸透させる
3化粧水が蒸発しないよう、油分でふた
4 テカリニキビ肌なので保湿は省略してもよい
5 肌のうるおいをのがさないように洗顔料はしっとりタイプを選ぶ
そもそも肌が潤うとは
肌のうるおいを左右する「保湿物質」の働き。
潤った肌は、正しい保湿ができている証です。
では、肌が潤うとはそもそもどのような状態を指すのでしょうか?
それは肌が自ら保湿物質をつくり、角質内に水分を蓄えておける状態のことです。
保湿物質がきちんと働いていれば、
湿度が0%になっても水分は蒸発しません。
保湿物質を作る力が弱まると肌は乾燥するのです。
保湿力ナンバーワンはセラミド
角層の水分を守っている保湿物質には、実は
・脂質
・天然保湿因子
・角質細胞間脂質(セラミドなど)
の三つがあります。これらが助け合いながら水分をキープしているのです。
角層の水分のうち80%以上はセラミドなどの角質細胞間脂質
16%から17%は天然保湿因子が守っています。
皮脂の果たす役割は2~3%と非常に小さく、
水分を守る力はあまりありません。
80% | 16〜17% | 2〜3% |
セラミド(角質細胞間脂質) | 天然保湿因子 | 皮脂 |
セラミドなどの角質細胞間脂質が肌の水分を守る最大のカギと言えます。
本来、脂質は水とは結合しません。
しかしセラミドは水と結合し、
その水は湿度が0%になっても蒸発せず、
気温がマイナス20度まで下がっても凍らない性質を持っています。
セラミドはあらゆる環境に対応するまさに保湿のスペシャリストなのです。
つまりセラミドをたっぷり含んだ肌は潤いに満ちているということになります。
赤ちゃんの肌は潤いたっぷりのプルプル肌ですよね。
実はこれ、大人の肌に比べてセラミドの量が豊富だからなのです。
ニキビ肌の保湿の決め手はセラミド配合化粧品
不足しがちなセラミドは化粧品で補える
角質の中でパワフルな水分保持力を発揮するセラミドですが、
残念ながら年齢を重ねるごとに減ってきてしまいます。
肌の新陳代謝の過程で作られるものなので、
代謝が活発な赤ちゃん時代が最も多く、それ以降は低下し続けるのです。
セラミドはコレステロールのような塊から作られていますが、
コレステロールを食事から摂っても、また、
じかにセラミド飲んでもセラミドは増やせません。
加齢で減っていくセラミドを体の中から作り出す事はとても困難です。
これを使えば確実に肌の水分を増やすことができます。
乾燥知らずの健やかな地肌には、
セラミド配合化粧品が必須だと覚えておいてください。
セラミド化粧品はどうやって選ぶ?
セラミドは水溶性の物質ではないので、化粧水ではなく、
美容液や乳液に配合されています。
セラミドと一口に言っても様々な種類があり、選ぶときに注意が必要です。
最近では、植物由来のものなどいろいろなセラミドが出回っています。
「植物由来」と言うと、何だか肌に優しいというイメージがありますが、
何よりも大事なのは人間の肌に近い組成であるかどうかなのです。
美肌のためには睡眠も欠かせないので、詳しくはこちらの記事も参考にして下さい。
人間の皮膚には約6種類のセラミドがあることが現在分かっています。
このうち、特に保水力に優れているのはセラミド1・2・3。
このいずれかが入っているものを確実に選ぶことが最優先です。
また、セラミドは化粧品原料としても比較的高価なので、
類似品もたくさん出回っています。
購入する時には全成分表示を確認する方が安全です。
例えセラミドが入っていても、極端に安いものだと少量しか含まれていないこともあります。
価格は化粧品の量や種類にもよりますが、3000円以上を目安に選ぶと良いでしょう。
タイプ1:水分を挟み込むタイプ
このタイプは水をサンドイッチ状に挟み込んでしっかりキープする性質があります。
代表的な成分はセラミド水分保持力は最強です。
セラミド
細胞間脂質の約40%を占めている
水分を強力に挟み込んでキープする特性があります。
湿度が下がっても水分をキープできる最強の保湿物質。
スフィンゴ脂質
セラミド以外の細胞間脂質保湿力はセラミドより弱い
水素添加大豆レシチン
大豆から抽出される成分。
ステアリン酸コレステロール
セラミド以外の細胞間脂質保湿力はセラミドより弱い
タイプ2:水分を抱え込むタイプ
真皮にもともとある成分などがよく使われます。
ただし、これらを肌に使った場合、真皮まで吸収されることはなく、
角質内保湿として働きます。
湿度が下がっても水分を抱え込んだままキープしてくれるのです
スキンケアアイテムのほか、ボディーケアアイテムやハンドクリームにもよく配合されています。
ヒアルロン酸
真皮にあるゼリー状の物質。200から600倍の水分を蓄える力がある。
敏感肌の方にもおすすめです。
コラーゲン
真皮では弾力を保つ働きを持っているが、
化粧品として配合される場合は、保湿成分となる。
残念ながら真皮までは吸収されません。
エラスチン
これも、真皮にある物質。
保湿力が強いため、化粧品に配合されることもある
ヘパリン類似物質
血液中のヘパリンという成分に水分含有力が
あることから、類似の成分を保湿成分として応用したものです。
医薬品にも使われています。
タイプ3: 水分をつかむタイプ
水分を吸湿する性質がありますが、
冬場など湿度が低い時には保湿力が下がってしまいます。
天然保湿因子(NMF)
角質細胞内にある水溶性の成分。
アミノ酸や尿素など約20種類の成分で構成されている。
保湿力は強くないが、さらっとしていて使用感が良いため、
化粧水によく配合されている。
PG(プロピレングリコール)
多価アルコール。吸湿性に優れ、化粧品にはよく使われる成分保湿力はあまり強くない。
最後にニキビの方の保湿をまとめると
それぞれの肌質に合った、保湿をしていないと夏の皮脂が出やすい季節でも、
肌の内部で、「インナードライ」を起こしてしまいます。
正しく自分の肌質を見極め、
「セラミド」が多く配合された化粧品を使用していきましょう。
ポンイトは水分補給でなく、水分を捕まえる成分を補うことです。
お肌のお悩みいつでもご相談下さい。
美容鍼の白山はりきゅう整骨院デンでした。