ニキビ

ニキビ肌を治すために知っておきたいお肌の役割

毎度こんにちは。

美容鍼の東京 白山はりきゅう整骨院デンです。

ニキビ肌でお困りの方の多くの方は、

正しく「肌」についての知識がないゆえ、

色々な洗顔料やサプリメントなどを日々試しては、ニキビ肌を繰り返す・・・

そんな人がとても多いので、

本日は正しい「お肌の仕組み」についてご説明していきます。

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ニキビ肌の人は肌を知ることから始まる

肌の仕組みがわかるともっと肌は綺麗になる

肌ってどうなっていると思いますか?

毎日スキンケアをしていても、実はあまり肌の仕組みについて考えてなかった人も多いのではないでしょうか?

ただ漠然と1枚の皮のようなイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、肌の中がどうなっているか知っておくと、

化粧品が肌のどの部分に効くのかどうか、効いていくのか、

と言った働きがわかってきます。

美肌のための食事についてはこちらの記事も参考にして下さい。

美肌のためのスキンケア〜食事編〜

すると、化粧品選びが自ずと上手になります。

まずはこの肌の仕組みを正しく知ることが、ニキビのない美肌への第一歩です。

白山はりきゅう整骨院 院長
本日は丁寧に「肌の常識」を解説していきます

つるんとした素肌を作るのがキメ

肌表面にある網目模様が規則正しいのが「美肌」。

手の甲をよく見ると網目模様のような凹凸のあることがわかります。

肌には細かく溝が走っていて、三角形や四角形の模様が浮き出て見えます。

この溝が皮溝(ひこう)、

三角形などの模様部分が皮丘(ひきゅう)と呼ばれています。

この模様がくっきりと規則正しく並んでいて、

かつ三角形や四角形の一つ一つが小さい肌はキメが整っている肌です。

模様が綺麗に並ぶと肌表面がツルンとして見えるだけでなく、

透明感が増すという嬉しい効果もあります。

さらに多くの光を取り込んで反射してくれるのでキラキラと輝いて見えたり、

ファンデーションのノリが良くなったりなどの効果もあります。

ニキビの無い肌のキメの細かさは何で決まる?

「きめが細かいほど、肌は美しい」そんな言葉を耳にしたことはありませんか?

では、きめが細かい肌とはどういう状態なのでしょう。

それは、皮溝が深くて、細かくはっきりしている場合のことです。

ニキビ肌を治す日常生活の生活習慣についてはこちらの記事も参考にして下さい。

ニキビを早く治す4つの生活習慣

肌表面の質感が滑らかなのが特徴です。

一方、

・皮溝が広く浅くなる不ぞろいになる

・皮溝と皮溝の交差点にある毛穴が大きくなる

と肌表面はサラッとしていて、いわゆるキメが粗い状態になります。

白山はりきゅう整骨院 院長
布地でもキメの細かい絹は滑らかですが、粗い麻はざらっとしていますよね。肌も同じことが言えます 

キメの細かさは遺伝もありますが、

もともと日本人は欧米人に比べてキメが細かい方なのです。

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ふみちゃん

キメは肌の奥からの肌再生リズムを反映します

化粧品だけで手っ取り早く整えることはできません

肌の内側からのケアで肌の代謝を上げることも肝心です。

 

スキンケアのメインステージ「表皮」と「真皮」

2つの特徴的な「層」が肌を守っています。

皮膚は1枚の単純な膜のように見えますね。

しかし実際は、上から

・表皮

・真皮

・皮下組織層

の三つの層でできています。

中でもスキンケアのメインとなるのが、「表皮」と「真皮」です。

まずはこの2つの組織構造を知ることから始めましょう。

ニキビ肌を改善させるには「表皮」と「真皮」を正しく知る

表皮とは

皮膚の表面にある「表皮」の主な働きは、保護作用です。

肌を通して外からの刺激などが体内に入らないより守ったり、

万が一、異物が入ってきた時にその情報を神経に伝えたりする、

とても大切な働きを担っています。

また、体内の水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを保つ役割も担っています。

真皮とは

表皮の下にある「真皮」の働きは、クッションのように、

肌の弾力やハリを保つことです。

ふっくらと立体的な肌をつくる役割を担っています。

加齢などによって真皮の働きが低下すると肌を支えることができなくなり、

シワやたるみの原因になります。

シワやたるみについて詳しくはこちらの記事も参考にして下さい。

シワやたるみの原因「コラーゲン」「エラスチン」について考える

表皮と真皮には肌を健康に美しく保つ働きがある

表皮と真皮を合わせてもその厚さはわずか約2ミリです。

「お手入れは優しく」と言われるのは薄い膜を傷つけないためです。

表皮と真皮それぞれの役割があります。

皮膚の一番上にある

・表皮

・角質

・角質層以下の表皮

とで構成されていて、それぞれにきちんとした役割があります。

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角質は外敵から身を守るシャッター

角質細胞がレンガ状に20層(顔の場合)積み重なってできている層です。

水分量は20%から30%含んでいます。

ラップと同じくらいのわずか0.02ミリの薄さながら、

肌に触れる外からの刺激が体内に入らないよう守ったり、

肌内部の水分が蒸発しないように守ったり、いわばシャッターのような働きをしています。

角質以下の表皮は肌の再生工場

真皮との境目にある「基底層」で生まれた表皮細胞が、

次第に角質細胞になるための準備をしています。

お互いの細胞はしっかりとくっついて、

角質とともに伸びても破れないような丈夫な構造を作っています。

その他にも外的刺激から肌を守る免疫細胞や、

紫外線から表皮細胞を守るためのメラニン色素を作り出すメラノサイトも含まれています。

摩擦などの物理的刺激や化学的刺激工学的刺激を、

総合的に防御する重要な働きを持つところです。

白山はりきゅう整骨院 院長
角質細胞はよくレンガに例えられていますが、実際にはシート状の薄い膜が重なってできています

表皮の下でふっくらとした肌の土台を築く「真皮」

基底膜を挟んだ表皮の下にある肌の土台のようなものです。

主な役割は肌の弾力を保ち、

真皮内にある網細血管が栄養と酸素を肌のすみずみまで届けることです

コラーゲンは肌の主要な成分

丈夫なたんぱく質からできた繊維で水分を除けば、

真皮の約70%を占める主要成分です。

真皮の中に網目状のネットワークを作ることで、弾力をキープします。

シワやたるみはこのコラーゲンの減少や、

変性によって肌の弾力が失われることが主な原因です。

最近たるみが気になる方はこちらの記事も参考にして下さい。

最近、たるみが気になります。たるみの原因を教えて下さい。

ふみちゃん
シワやたるみの原因はコラーゲンの変性だったんですね!

エラスチンはコラーゲンをつなぐ繊維

ゴムのような弾力のある繊維で、

コラーゲンの所々をつなぎとめるように支えています。

水分を除いた真皮の5%前後を占めるものですが、

年齢とともに減ってしまい、これもシワやタルミの原因となります。

ヒアルロン酸は隙間を埋めるゼリー

コラーゲンやエラスチンで作られた網目状の隙間を埋め尽くすゼリー状の物質です。

ゼリー状なので、弾力もあり、真皮の構造を安定して保ちます。

このヒアルロン酸は水分維持力が高く、化粧品では保湿成分として配合されています。

白山はりきゅう整骨院 院長
コラーゲンはベットのスプリング、エラスチンはスプリングをつなぎとめる部分、ヒアルロン酸はスポンジ部分に例えることができます。

表皮と真皮どっちが大事なのか

表皮、真皮はそれぞれに重要な働きをしていますが、

単独で働いているわけではありません。

お互いに連携プレーを行っているのです。

例えば、真皮にダメージが及ぶと健やかな表皮は再生されなくなってしまいます。

逆に、表皮の働きが悪くても真皮にダメージを与えてしまうこともあります。

お互いがとても大切な働きをしているため、どちらか一方だけが大事というわけではありません。

表皮、真皮、ともに健全な状態に整えておくことがとても重要です。

美肌のためには睡眠も大事ですので、こちらの記事も参考にして下さい。

美肌のためのスキンケア〜睡眠編〜

 

ニキビ肌を根本から治すためのまとめ

やはり、正しい知識を持って毎日のスキンケアに臨むことに尽きます。

私の患者さんでも、お肌が弱いのにネットで「酵素洗顔料」を購入し、

余計にニキビや肌荒れが悪化した方もいらっしゃいました。

自己判断せず、まずは近所の皮膚科さんで自分の

「肌タイプ」を一度診てもらった方が良いケースもあります。

焦らずコツコツと美肌に向けて頑張りましょう!

本日はこの辺で。美容鍼の白山はりきゅう整骨院でした。

お肌のご相談いつでもお受けします。

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