ニキビ

皮脂分泌とニキビの深い関係について

毎度こんにちは。
白山はりきゅう整骨院デンです。
前回のブログはニキビがあるときのメイクについて投稿していきました。
ニキビの時のメイクについてお困りの方は是非参考にして下さい。
本日は皮脂分泌とニキビの関係についてご説明していきます。

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皮脂分泌とニキビの深い関係について

考える女性

皮脂分泌とニキビの関係は深く、バランスが乱れると肌の状態が悪化してしまう原因となります。
この皮脂分泌が増えてしまう理由の一つに、成長ホルモンが挙げられます。

成長期には成長ホルモンが多く分泌されますが、中でもTゾーンの皮脂分泌は過剰になりやすいです。
思春期に多くの人にニキビが発生する原因は、この成長ホルモンにあると言われています。

肩にできるニキビの原因や対策法はこちらの記事も参考にして下さい。

皮脂=悪じゃない!皮脂の重要な役割

皮脂はニキビの一因としてあまりいいイメージがない方も多いかと思います。
確かに肌が油っぽくなると、ニキビができるリスクが高まります。

しかし皮脂は必ずしも悪というわけではなく、肌の表面を守ってくれる働きもあるため、うまくコントロールしながら付き合っていく必要があります。

肌環境を整える

皮脂はグリセリンと脂肪酸という成分でできています。
特にオレイン酸という成分が全体の40%を占めており、これは皮膚の栄養を蓄え、柔らかくする役割を担っています。

これらはオリーブオイルやアボカドにも多く含まれているので、オリーブオイル由来の美容液などで補うこともできます。

肌の水分量を保つ

皮脂は水分の蒸発を抑え、肌の潤いを保ってくれる効果もあります

とはいえ皮脂がすべての肌をカバーするのではありません。
汗と皮脂がバランス良く肌に存在することが最も良い状態。

そのため皮脂を水や洗顔料で流しすぎると自発的な保湿が難しくなるのです。

菌の繁殖を抑える

皮脂には外部菌の繁殖を抑え、かつ常在菌の餌にもなる役割も果たしています。

皮脂は肌を弱酸性を保つのに一役買っています。
細菌やカビの増殖によって肌がアルカリ性になるのを防ぎ、かつ錠剤きの働きを活発化させることができるのです。

皮脂は肌を守る天然のバリア

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このように皮脂には外からの刺激を守るバリアの役割があります。

しかしニキビのほとんどの原因は皮脂であることが多いです。

肌にとっては味方のはずの皮脂がどうして牙を剥くのでしょうか。
このあと詳しくご説明致します。

皮脂が過剰に分泌される理由

洗顔のしすぎ

脂っぽいからという理由で皮脂をすべて落としてしまうと肌のバリア能力を奪ってしまうことにもなりかねません。

また皮脂を必要以上に洗い流してしまうと、人間の防御反応で逆に皮脂の分泌が増えるケースもあります。
そのため、皮脂は肌を刺激から守るために重要な存在なのです。

また、ビタミン類が不足することでも皮脂は増える傾向にあります
皮脂はニキビを作る根本的な要因というわけではありませんが、症状を悪化させるきっかけになります。

赤ニキビの原因や対策法はこちらの記事も参考にして下さい

男性ホルモンの過剰分泌

男性ホルモンが原因となる場合もあります。
男性ホルモンは皮脂を過剰に分泌させてしまうことがあり、角質の状態も悪くさせてしまう作用があるのです。

これは男性だけではなく、女性でも緊張状態が続いたり、睡眠不足や疲労の蓄積などにより交感神経が優位になってしまうと、男性ホルモンの分泌量が増えて皮脂が過剰に分泌されやすくなります

黄体ホルモンにも同様の作用があることで知られています。
これは女性に多く、生理前に吹き出物が増える原因となっています。

生理前になると黄体ホルモンの分泌量が増えるため、皮脂の分泌も増加するのです。

では皮脂を落とせばニキビを防げるのかというと、必ずしもそうとは限りません。

首にできるニキビの原因はこちらの記事も参考にして下さい。

皮脂が詰まるとニキビの原因になる

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体内でできた皮脂は通常、毛穴から外へ排出されます。
正常な肌であれば、ターンオーバーにより毛穴の詰まりは適正に解消されます。
しかし何らかの要因でターンオーバーが乱れてしまうと、角質が硬くなる異常角化が起こり、毛穴が詰まり、ニキビが発生しやすい肌になってしまうのです。

毛穴が詰まっている状態がニキビの初期の段階であり、白ニキビとも呼ばれます。
この状態は皮脂分泌と深い関係にあり、いかに皮脂の分泌を抑えて肌を清潔に保てるかが重要となります。

白ニキビの原因や対策法はこちらの記事も参考にして下さい。

皮脂の分泌をコントロールする方法

皮脂の分泌を抑えるためには、過剰分泌を促している原因を除去することが先決です。
成長ホルモンや男性ホルモンなどの生理的な要因であれば完全に抑えることは難しいですが、それでもストレスをなるべく溜めないように生活し、男性ホルモンの分泌を最小限に留めることで皮脂の分泌を適正に抑えることができます。

生活習慣を改善

まずはストレスをなるべく溜めない生活を心がけましょう。
とはいえ全くストレスなく生活するのは無理なこと。

その場合は睡眠を30分多くとるなど、ちょっとしたところから変えていき、体の負担を減らしましょう。

また食生活においても、特に糖質を過剰に摂取することは皮脂腺に対して刺激を与えます。
高GI食品と呼ばれる血糖値を上げてしまう食品を体に入れると、それを抑えるためにインスリンの分泌が多くなるため、皮脂の分泌を促す結果となります。。

このインスリンは男性ホルモンの分泌を増やす作用を持っているため、高GI食に偏った食生活を続けていると、必然的に皮脂の分泌が増えるわけです。

肌の荒れがひどいときにはできるだけ、

胸にできるニキビの原因や対策法はこちらの記事も参考にして下さい。

顔のマッサージも効果的

ニキビの原因の一つとして、皮脂が少ないことによる乾燥肌であることが挙げられます。

乾燥肌だとどうしても保湿剤に頼ってしまいがちですが、皮脂自体の分泌量を増やさないと根本的な解決にはなりません。

これはあまり知られていないんですが、皮脂の原料は血液。
そのため顔の血流を改善することで、皮脂の量を増やすことができます。

秋や冬など肌が乾燥しやすい季節にニキビができやすい方は、保湿剤に加えて顔のマッサージも合わせて行うと効果的です。

洗顔後の保湿を心がける

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肌を守る機能が衰えることとニキビの悪化は関係があるので、なるべく肌の皮脂を落とさず保湿を心がけてください。

ゴシゴシと強く擦ってしまうと、皮脂だけでなくバリア機能も破壊されてしまうため、ニキビが悪化するリスクが上昇します。

洗顔時は優しく丁寧に洗うことを意識し、洗顔後もタオルで水気を取るように拭き、最後は化粧水や乳液を使用して保湿してください。

このようにニキビと皮脂の分泌には深い関係性があり、しっかりと対策しなければなかなか治らないのです。

逆に正しい対策ができていれば、病院に行かなくても自然とニキビが改善される可能性が高くなります。
もちろん体質によってもニキビができやすい人とできにくい人がおり、治りにくい体質の人もいます。
ただ、皮脂の分泌量をコントロールすることにより、悪化させることはないはずです。

首のニキビにお困りの方はこちらの記事も参考にして下さい。

まとめると

女性は生理前には肌のトラブルが起きやすく、症状が悪化しやすい状態になってしまいますが、規則正しい生活やスキンケア、そしてストレス対策などを講じることにより、皮脂の分泌をうまくコントロールすることができます。

正常なターンオーバーができるようになれば、ニキビの予防のみならず肌質も改善することができ、美肌にも繋がるでしょう。
皮脂の分泌について誤った知識を持った人があまりにも多く、その結果ニキビが悪化するケースが多発しています。

皮脂との関係性を知り、正しいスキンケア方法を身につけることで、綺麗な肌を手に入れることができるはずです。
美容鍼の効果はニキビ・ニキビ跡・毛穴にとても有効です。

お肌のお悩みお気軽にどうぞ~。

白山はりきゅう整骨院でしたー。

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