2000年以上前
からありました。
ちなみに6世紀というと「古墳時代」にあたります。
中国における東洋医学の発展
中国における東洋医学は、東西南北と中央の五地区から、気候・風土にあった治療法が発展してまいりました。
その話は置いておいて、東西南北と中央の五地区のお話しをしていきます。
東の国
東の国は、海に近いので
塩分の多い物を食べる機会が多かったので、
人々は高血圧になりました。
その結果、
- 「脳出血」や
- 「うっ血性心不全」にかかりやすかったのです。
そのような患者さんが多かったので、
→石メスを使い患部を切開して血・膿を出す治療法が発達しました。
南の国
南の国は、湿気が多く太陽光線が強いため、皮膚のきめが荒くなり、外気の影響を受けやすくなります。
その結果、
- 麻痺(ex:坐骨神経痛)、
- 筋の痛み(筋の損傷)などが起こりやすくなりました。
筋肉が原因の患者さんが多かったので、、
→私たちが現在使用している
「鍼治療法」が発達しました。
北の国
北の国は、
日光の少ない寒冷地で遊牧民が
テント生活をしていました。
特に朝晩の冷え込みは厳しく、
体が常に冷やされる生活を送っていました。
その結果、人々は
- 「関節」の痛みや
- あかぎれなど悩まされていました。
冷えが原因で痛むことが多かったので
→灸の温熱で暖める治療法が発達しました。
西の国
西の国は、高原地帯で
気候が寒冷のため厚着をして
家の中で過ごすことが多かったです。
しかし、あまり体を動かさないため、消化器官をはじめとする様々な内臓が弱くなりました。
- 「便秘」や
- 「気管支喘息」を患う方が多かったそうです。
その結果、、、
→各臓器の疾患に対応できる
漢方薬の治療法が発達しました。
中央の国
中央の国は、気候・風土が穏やかで豊かな生活をしていました。
豊かさゆえ、運動不足に陥り、体をあまり動かさず、食べてばかりいました。
その結果、血のめぐりや筋肉が衰え、慢性の病にかかりやすく、
- 「肩こり」や
- 「腰痛」に悩まされました。
その結果、このような人々(体質)に対して
→マッサージや・指圧療法が発達しました。
まとめると
国(場所) | 東 | 南 | 西 | 北 | 中央 |
かかりやすい病気 | 脳出血や心不全 |
麻痺や筋肉の疾患 |
臓器の疾患 | 関節痛など | 肩こり、腰痛 |
原因 | 高血圧 |
外気の影響 |
虚弱体質 | 冷え | 運動不足 |
発展した治療法 | 外科 |
針 |
漢方 | 灸 | マッサージ |
こうやってみると、東洋医学はそれぞれの場所で発展してきたことが分かりますね。
これからの医学は西洋医学と東洋医学のそれぞれ良いところを補い合う「統合医療」が主流になりつつあります。
現に欧米をはじめとする国々は慢性のガンの痛みなどに対し、鍼灸治療を取り入れるケースが年々増えてきています。
また、論文も多数発表されています。
東洋医学とは
以上の記事を読んで頂くと、東洋医学とは、
古くから「人々を思う気持ち」から生まれた、
愛のある医学ということがお分かりになるかと思います。
本日はここまでです。
またブログを投稿します。
美容鍼の白山はりきゅう整骨院
デン マサタダでした。