刺絡施術例

刺絡施術 2026年1/22 (主訴:風邪後の咳込み,めまい)




施術日:2026, 1/22
主訴:風邪後の咳込み,めまい)
性別:男性
年齢: 70代
備考(考察含む):前回の治療に風池、風門周辺に鍼灸治療をした後、めまいが「3」に減ったとのこと。
今回も同様に刺絡後に鍼灸治療を追加。今週の来院は取らず、様子を見ながら2w後の予約を頂いた。

使用井穴(せいけつ)

H6

井穴(せいけつ)の効果説明

【手の井穴】

H1:肺経(呼吸器疾患全般)  
H2:心包経(循環器疾患全般)
H3:心経(循環器疾患全般)
H4:小腸経(腸疾患全般、及び40肩など)

H5:三焦経
副交感神経抑制,アレルギー疾患全般。喘息,アトピーなど)
H6:大腸経(交感神経抑制,手の腱鞘炎など)

【足の井穴】

F1:脾経(婦人科疾患全般)
F2:肝経(肝臓疾患全般)
F3:腎経(泌尿器疾患全般)
F4:膀胱経(交感神経抑制,逆子など)
F5:胆経(副交感神経抑制,股関節など身体の側面に位置する関節の痛み)
F6:胃経(胃腸器疾患全般)

【高位中枢抑制(視床下部)】
交感神経抑制:H6 F4
副交感神経抑制:H5 F5

井穴刺絡とは、手足の爪の横にある「井穴(せいけつ)」と呼ばれるツボを用いて、
自律神経のバランスを整える施術方法です。各井穴には臓器の名前が付けられてあり、臓器の名前に由来する疾患に効果があると言われております。例えば、H1の肺経は肺に繋がる井穴のため、呼吸器疾患全般に使用します。喘息の患者さんには必須のツボです。

副作用もなく、高い再現性があるのに、
まだまだ社会に知られていないレアな施術法です。鍼灸師自身も臨床に取り入れていない人が圧倒的に多いです。この記事を読んだ鍼灸師は患者さんのためにも積極的に取り組んで欲しいと思います。

井穴は、自律神経と深く関係しているツボで、この部分にごく軽い刺激を加えることで、
交感神経や副交感神経の過剰な働きを抑え、体の緊張状態を和らげていきます。
この施術法は、横浜市で内科を開業していた内科医 故:浅見鉄男(あさみ てつお)先生によって約40年かけて、体系化され、「多くの慢性症状や難治性の不調は、自律神経の過剰な緊張によって起こる」という考え方を基に発展してきました。

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