アキュスコープ治療器(微弱電流)

【ニキビ治療102】微弱電流(アキュスコープ)との出会い—肌の炎症を鎮める科学的アプローチ

微弱電流(アキュスコープ)との出会い—肌の炎症を鎮める科学的アプローチ

「鍼と電気の融合で、皮膚の炎症を“鎮める”」。この考え方は、私が微弱電流(アキュスコープ)に出会ったときに生まれました。怪我のリハビリに使われていた医療機器を、美容や皮膚再生へ応用したのが始まりです。

きっかけは“怪我の治療”から

微弱電流(アキュスコープ)との出会いは10年以上前にさかのぼります。茨城の友人がリハビリ用としてこの機器を使用しており、骨折後遺症などの回復に高い効果を上げていました。その様子を見たとき、「もしこの技術を皮膚や炎症にも応用できたら」と強く感じたのを覚えています。

鍼灸の世界では、体の気・血・水の流れを整えるという東洋的な視点を大切にします。しかし、西洋的な科学の力を取り入れ、細胞レベルの修復を促すことができれば、さらに幅広いアプローチが可能になるのではないか。そう考えたことが、微弱電流(アキュスコープ)治療を導入するきっかけでした。

「鎮める」治療への転換—微弱電流(アキュスコープ)の仕組み

一般的な電気治療は、筋肉を動かす、血流を促すといった“刺激”を目的に使われます。一方、微弱電流(アキュスコープ)は、刺激ではなく“鎮静”に重きを置きます。ごく微細な電流が細胞膜の電位バランスを整え、炎症や痛みをやわらげ、組織の回復を促すのです。

特にニキビや肌荒れといった皮膚炎症では、「過剰な興奮を鎮める」というアプローチが有効です。炎症の原因を無理に抑え込むのではなく、細胞そのものの状態を整え、自然治癒をサポートする。それが微弱電流(アキュスコープ)の大きな特徴です。

日本で初めて“ニキビ治療”に応用

私はこの微弱電流(アキュスコープ)を、ニキビ治療に取り入れました。日本国内では前例がほとんどなく、最初は試行錯誤の連続でした。しかし、顔の炎症や赤みが徐々に落ち着き、再発の頻度が減少していくのを確認できたとき、この治療法の可能性を確信しました。

現在も、ニキビやアトピー性皮膚炎、マスク荒れなど、肌トラブルに悩む方への施術で高い効果を上げています。炎症の原因はストレスやホルモン、自律神経の乱れなどさまざまですが、微弱電流(アキュスコープ)はその全てに共通する“細胞のエネルギーバランス”を整える働きを持っています。

美容鍼との融合—20本でつくる再生のデザイン

美容鍼と組み合わせる際に重視したのは「安全性と再現性」です。従来の美容鍼では100〜150本といった大量の鍼を使用する方法もありますが、私はあえて20本前後に抑え、最も細い鍼を使用しています。内出血などのリスクを最小限にしながら、微弱電流(アキュスコープ)との相乗効果で肌の再生力を高めるのです。

鍼による微細な刺激がコラーゲン生成を促し、微弱電流(アキュスコープ)が炎症とむくみを鎮める。この“ダブルアプローチ”こそが、肌を根本から変える統合美容鍼の形です。

科学的根拠を形に—特許取得への道

この治療法を確立するまでには、約2〜3年のデータ収集を行いました。50〜100名の患者さまに臨床施術を行い、反応の再現性を確認。その結果、「微弱電流(アキュスコープ)による人体の機能改善を施すための治療・施術システム」として、正式に特許を取得しました(特許第6895603号)。

この特許は、単なる“新しい治療”を守るものではなく、「臨床での安全性と再現性を確立するための証明」だと考えています。今後は、他の鍼灸師の方々にも正しい方法で広め、患者さまにより良い治療を届けていきたいと思っています。

“合理的に使えるものは全て使う”—統合鍼灸の考え方

私の治療哲学は、「哲学がないのが哲学」です。西洋医学・東洋医学という枠にとらわれず、効果があると認められるものは柔軟に取り入れる。超音波、ハイボルテージ、微弱電流(アキュスコープ)、ラジオ波など、現代医療技術を鍼灸と組み合わせることで、これまでにない結果が得られると確信しています。

医療は完成されたものではなく、常に進化の途中です。掛け合わせ、検証し、改善していくこと。そうした探求の積み重ねこそが、未来の医療を創っていくと信じています。

施術風景

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白山はりきゅう整骨院

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治療費:
初回 ¥6,700 / 2回目以降 ¥8,000
(所要時間 約60分)


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特許番号:第6895603号(微弱電流(アキュスコープ)による人体の機能改善を施すための治療・施術システム)

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