しわ・ほうれい線

美肌を作る!?常在菌と肌のキメ。

毎度こんにちは。東京都の美容鍼白山はりきゅう整骨院です。

前回はニキビを早く治すための肌のメカニズムについてお伝えしました。

本日は、「美肌を作る!?常在菌と肌のキメ」についての投稿です。

ご興味ある方はサクッとご覧下さい〜。

美肌の基本 常在菌の働き

常在菌とは

肌を守っているのは、

肌自身の力もさることながら、頼もしい助っ人の存在も無視できません。

それは「常在菌」たちです。

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人体にはおびただしい数の様々な種類の細菌が住み着いています。

この細菌たちを常在菌といいます。

常在菌は住まわせてもらっている代わりに、人体に色々な「貢献」をしています。

古来より、人体と常在菌は共存共栄の関係にあるのです。

常在菌はバリア機能を担う

常在菌は皮膚にも住み着いていて、特に毛穴の中には、

奥まで入り込んでいます。

その一番の働きはカビや酵母菌殺菌などから肌を守ることです。

つまり常在菌は私たちの皮脂や汗を食べて酸を排出し、

その酸のおかげて皮膚は常に弱酸性に保たれているのです。

白山はりきゅう整骨院 院長
ビ●レのCMでも「弱酸性」と言ってますよね!

カビ

酵母菌

雑菌などはアルカリ性を好むため、

常在菌によって弱酸性に保たれている皮膚には、

近づけず中へ侵入できないというわけです。

ふみちゃん
カビ=アルカリ性と覚えておきます。そーいえば、カビが生えやすい浴槽の洗剤は「酸性」ですよね

しかし、常在菌はそれだけでなく、

他にも重要な働きもしているのでは無いかと思います。

常在菌は他の役割もある

常在菌は他の役割もあり、表皮を活性化させるような栄養分を提供しているのではないかと考えます。

以前にもお話したとおり、表皮には血管もリンパ管も存在していません

表皮細胞の考えられる栄養源として真皮から染み込んでくる組織液と、

そして毛根や汗菅などに入り込んで、

表皮細胞に接している常在菌から供給されている可能性はあると思われます。

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実際、皮膚の常在菌がさまざまな代謝をしていることは、

すでに明らかになっています。

全然関係ないですが、

不老不死になりたい方はこちらの記事も参考にして下さい。

ふみちゃん
関係ないですね!

美肌の秘訣は化粧品で肌のサイクルを止めないこと

美しい肌はキメの整った肌

角層の表面には、拡大すると網目状の溝が走っています。

この溝が肌のキメで皮溝(ひこう)とも言います。

では、一体そのような皮溝、つまり、

キメがどのように角質の表面にできるのでしょうか?

真皮と表皮の境を顕微鏡で見ると、

真皮と表皮が交互に入りこんだり出たりしながら

噛み合って波形になっています

この凹凸に伴って角層の表面も入ったり出たりして、「キメ」を作っているように見えます。

白山はりきゅう整骨院 院長
健康な肌では角層のキメが深く、また表皮と真皮も深くしっかりとかみ合っています

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キメが浅い肌はハリがなくなる

しかし、キメが浅いと表皮と真皮のかみ合わせも浅いです。

そしてキメがなくなっている肌では、表皮と真皮の境は平です。

この表皮と真皮の境の部分は、ちょうど表皮細胞が生まれる基底層にあたります。

基底層が平らでは基底細胞の数が少なくなるので、

新しい表皮細胞や角質細胞は不足してしまいます。

肌に老化をもたらす敵はたくさんありますので、こちらの記事も参考にして下さい。

肌に老化をもたらす4つの敵(活性酸素/炎症/血行不良)

すると、皮膚は広がる力がなくなり縮むので、細胞が互いに引っ張り合うような形になるため、皮膚はピンピンに張ってしまいます。

そうなれば、キメなどができる余裕はなくなってしまうわけです。

萎縮した皮膚とは

キメ」ができる余裕がなくなることが、萎縮した皮膚を指します。

また、角質細胞が垢となって1個剥がれ落ちると、

それがシグナルとなって基底層で表皮細胞が1個生まれます。

だから肌はどの部分でも常に平らで凸凹にならないのです。

白山はりきゅう整骨院 院長
シグナルがきちんと肌の「基底層」に伝わる事もとても大事なんですよ

要するに通常皮膚の調整は、皮膚表面の死んだ角質細胞が行っているということです。

角質がダメージを受けて保湿膜とバリアが破壊されれば、

表皮全体が薄くなり、それにともなって真皮も薄くなり、皮膚全体が薄くなってしまうのです。

バリア機能の低下は小じわの原因

皮膚全体が薄くなると、

くすんで見えたり

小じわができやすくなります。

ほうれい線やシワの美容鍼の効果はこちらの記事も参考にして下さい。

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また皮膚の下の血管や筋肉がつけやすくなるため、色むらも生じるわけです。

東京都40代主婦
「肌の中まで影響するわけではないから表面に何をつけてもいいじゃない」 

白山はりきゅう整骨院 院長
そんな呑気なことは言ってられません! 

一番表面の角層が皮膚全体を調整しているのですから、毎日の正しいスキンケアがとても重要になってきます。

ところが、世界中のほとんどの女性が良いと信じて行っている日々のスキンケアの多くが、実は肌を痛めているのです。

まとめると

腸内細菌や常在菌は、人体では日々おびただしい数の細胞が新しく生まれて、古い細胞と入れ替わっています。

細胞のこのような新陳代謝には様々な栄養素が必要になり、口からとる食べ物だけでは全てまかなうことはできません。

なのに毎日体内では必要な全ての栄養素がきっちり作られ、細胞などに提供されているのは、腸内細菌のおかげです。

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つまり、60〜100種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が一致協力して、

不足している栄養素を作り出しているからに他なりません。

例えば草しか食べないでも、細胞の新陳代謝にはタンパク質が不可欠です。

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牛は肉や豆を食べなくても

腸内細菌がたんぱく質の元となる

・アミノ酸や

・ペプチドなどをせっせと作り出してくれています

ライオンは肉しか食べないけどビタミンやミネラルは足りています。

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やはり腸内細菌の活躍のおかげです

腸内細菌のこのような奇跡的な仕事ぶりを考えるにつけ、

毛穴などにびっしりといるおびただしい数の常在菌も、

ただ雑菌を寄せ付けないためだけにそなわっているのではなく、

腸内細菌と同様、必要な栄養を皮膚に提供しているのではないかと想像するわけです。

最後に

当院にお越しいただく美容鍼の患者さんでも、過剰な洗顔の結果、皮膚の「常在菌」を落とし過ぎ、

肌のバリア機能が低下した患者さんをよく見かけます。

洗顔もほどほどして、規則正しい生活とバランスのとれた食事で肌体力をつけて下さいね。

お肌のご相談いつでもどうぞ〜
美容鍼の東京白山はりきゅう整骨院でした。

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