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井穴刺絡研究会の皆さま こんにちは。
改めまして、白山はりきゅう整骨院デンです。
刺絡臨床経験6ヶ月の未熟者ですので、尖った質問はご勘弁を(←まじ顔)
それでは簡単ではありますが、刺絡治療を併用した当院患者のニキビ症例報告をしていきます。
症例その1:32歳 女性 会社員
・主訴:生理前のニキビ・生理痛・悪天候時の耳閉感
・発症:2016年11月頃
・皮膚科治療:デェフェリンゲル・ビタミン剤など
・使用経穴:左右F3 左右H5
治療
3〜4回のH5刺絡後10年間悩んでいた耳閉感が改善。
患部の炎症の強いニキビに直接置鍼
(セイリンJSP15 5分3番針使用 約20分間置鍼)
左右F3 左右H5刺絡。
ファインタッチを購入、自宅で左右H5刺絡の指導。
経過
2018年2月現在、頬全体のニキビ良好。
生理前でもニキビは再発しない。
しかし、ニキビ跡・色素沈着が残存するため、微弱電流治療器を併用して2週間に1回のペースで現在治療中。
左右H5も刺絡して経過をみる。
症例その2: 27歳 女性 会社員
・主訴:口周り・こめかみ周辺の芯のあるニキビ 腹部の膨満感(ガスが溜まりやすい)
・発症:2017年8月頃
・皮膚科治療:抗菌剤(ゲンタシン軟膏) ヒルロイド(保湿剤)
・使用経穴:左F1 F6 左右H5
治療
自覚症状の腹部のガスが溜まり易い症状は左F1 F6ですぐに改善。
本人は「お腹が軽くなった」との事。
「芯」のある硬いニキビに直接刺絡。
経過
自宅でセルフ刺絡(左右H5)指示。
お腹の調子は良好。
硬いニキビはできなくなった。
現在は3週間に1回の治療ペースで来院。
症例その3:20歳 男性 大学生
・主訴:フェイスライン全体の赤ニキビ
・発症:2015年4月頃
・皮膚科治療:デフェリン軟膏(6ヶ月以上使用) ヒルロイド(保湿剤)
・使用経穴:左右H5 百会
・家族歴:姉2人(長女:アトピー性皮膚炎 次女:アレルギー性鼻炎・花粉症)
治療
左右H5刺絡
アキュスコープ治療(微弱電流治療器)
患部の赤ニキビに直接刺鍼。
経過
写真を撮っていたのでご紹介します。症例1・2の方の写真を撮ってなくてゴメンなさい(泣)
↑初診時のフェイスラインの赤ニキビ
↑アキュスコープ治療。患部の炎症が強い場合に使用する。
↑置鍼中。針をニキビに直接打っていきます。
↑4ヶ月経過後。フェイスラインの赤みが取れて良好です。
最後に
私が刺絡治療を知るきっかけになった患者さんは症例その1でご紹介した方でした。
この患者さんは埼玉県の岩槻市から文京区の当院まで車で1時間以上かけ、毎週金曜 週に1日、1年ほど当院に通院していましたが、ニキビの状態は一進一退。色んな治療法を試して見ましたがあまり成果は出ず、治療の限界を正直感じていました。
しかし、この患者さんのニキビをどうしても治したい私は、日々インターネットでありとあらゆる情報を検索してました。
ある日検索をした結果、福岡県の稲舛(いなます)先生のYouTube動画を見つけ、
その時は半信半疑の状態でしたが、翌週には院を休んで博多のぎんなん治療院さんに出向き、実際に刺絡治療を受け感銘を受けた事は今でも忘れません。
その時に稲舛先生から「井穴刺絡治療は科学だっ!」という言葉が非常に印象的でした。
再現性があり、誰でもすぐに効果が出る刺絡治療が少しずつ広がっていくことを期待して日々研究を重ねたいと思います。
稚拙な慣れない文章でしたが、最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
白山はりきゅう整骨院
デン