刺絡

風邪薬を使わずに、あっと言う間に高熱を下げる方法

風邪 引いたかも
毎度、こんにちは。
白山はりきゅう整骨院デンです。

今回のブログは「風邪薬を使わずに、あっと言う間に高熱を下げる方法」をお伝えします。

この方法さえ知っておけば、風邪を引いた時のリカバリーが早くなり、機会損失を最低限に抑えることが可能になります。
私自身も年に1回は熱を出してしまいますが、セルフ刺絡を行いソッコーで熱を下げてます。
おかげ様で開院してから一度も風邪で院を休むこと無く、毎日元気で営業しております。

セルフ刺絡とは、※ファインタッチを使用して手のツボから出血させ、自律神経の調整を行う鍼灸治療の一種です。
※ファインタッチ・・・糖尿病の患者さんが血糖値を測る際に使用する使い捨ての針です。一般の方もamazonで購入できます。(¥2000位)

白山はりきゅう整骨院 院長
この方法は以下の人におすすめなので、機会損失を最低限にしたい方はぜひ実践してみて下さい。
びっくりするくらいに熱下がりますよ!

・病院に行く時間が無く、市販薬だけで風邪を治そうとしている人

・お腹に赤ちゃんがいて、風邪薬が飲めない妊婦さん

・明日の社運をかけたプレゼンまでに高熱をどうにかして下げたい人

・楽しみにしていた旅行があるのに、急に熱が出てキャンセルしようか迷っている人

・風邪は良くなったけど、のどの痛みや咳がなかなか改善しない人

・扁桃腺がしょっちゅう腫れて高熱を出してしまう人

それでは、具体的に熱を下げる方法をご説明していきましょう。
簡単に熱が下がり、時間もそんなにかからないのでセルフ刺絡はオススメです。

ファインタッチを用意する

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Amazonでファインタッチを購入しましょう。
本体と使い捨ての針合わせて¥2500くらいで売っています。
ファインタッチの使い方はこちらの記事を参照にして下さい。

熱をあっという間に下げるツボ

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【H6】手の人差し指
熱が出て、しんどい時は手の人差し指の横から出血させます。
だいたい30〜40滴が目安になります。
あとで簡単に説明していきますが、風邪を引いている時は自律神経の中でも特に
交感神経が異常興奮をしている状態です。
5本の指の中では、人差し指が交感神経を抑制する働きがあります。
大事ですので、繰り返します。熱が出た時は人差し指からの出血ですよ。
テスト出ま〜す(嘘)
夜寝る前にすると良いでしょう。

喉の痛みをとるツボ

刺絡h1

【H1】手の親指
鼻・喉の痛みには親指からの刺絡が良好です。
刺絡後は飲み込む時の喉の違和感が、翌日には改善してるケースがほとんどです。
このツボも30〜40滴をめどに出血させて下さい。

なぜ刺絡は効果があるのか

ここからは少し専門的な話しになりますので、興味がある人だけ読み進めて下さい。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、それぞれの神経がバランスよく働いている状態が「健康」と呼ばれています。
自律神経

様々な要素が加わりますが、
一般的には体を活動させるため、昼は交感神経が優位になり、
夜は体を休めるために、副交感神経が優位に働きます。
ところが風邪を引くと、風邪から体を守ろうとし、その結果交感神経が異常に興奮し発熱・発汗などを引きおこします。

交感神経 優位

交感神経の異常興奮は発熱の症状の他、
・動悸
・高血圧
・震え
・心拍数の増加
・胃腸の活動低下

などがあります。

刺絡治療はこの異常興奮した交感神経を正常化するのに非常に優れており、自律神経の最高中枢(視床下部)に刺絡の刺激が伝わります。
脳(視床下部、脳下垂体)
刺絡の刺激は東洋医学で「経絡」と呼ばれるルートを通り、視床下部にダイレクトに伝わります。
また、動脈から静脈に変わる毛細血管には「微小血栓」が発生しやすいです。
なぜ微小血栓が出来やすいかを説明すると、手足の指のツボは距離的に心臓から離れているため、体の構造上どうしても微小血栓ができやすいのです。
そこで刺絡を行い意図的に出血をさせることで微小血栓を排出させ、全身の血流をスムースにさせた結果、体の様々な不調を即座に改善させます。

白山はりきゅう整骨院 院長
刺絡治療自体は大昔から行われていますが、先人達は経験的にそのメカニズムを知っていました。
つくづく昔の人って頭がよかったんだなと思います!

また、自律神経の乱れからくる体の不調は交感神経の異常興奮以外にも、
副交感神経の異常興奮から引き起こされる、花粉症・アレルギー性鼻炎・月経不順・下痢などがあります。

背中のお灸も、超おすすめ!

風門
また刺絡以外にも、ドラッグストアで販売している「せんねん灸」を背中のツボにすることもかなり有効です。
パートナーがいる人は、背中にお灸をやってもらいましょう。
寒気がした時は、背中の「風門」にお灸をしましょう。

うんちくになりますが、「風邪」は東洋医学では、風邪(ふうじゃ:風の邪)
と呼ばれ、背中にある風の門「風門」から入ってくると言われています。

風邪は万病の元

せんねんきゅう

風の門を閉じるという意味で風門(ふうもん)穴にお灸をして、風の邪を追い払います。最近は見かけなくなりましたが、寒気を感じた時は風門あたりの乾布摩擦も理にかなっていたのです。
余談ではありますが、「風」の邪があるように、「燥(そう)」邪・「湿(しつ)」邪・「寒(かん)」・邪「熱(ねつ)邪悪」もあります。全ての「邪」の始まりは風邪から運ばれてくるのです。

総括っ!

風邪を引いた時のテンションのだだ下がりと言ったら、しんどいものがありますよね。。。
今回は私自身が熱を出した時の対処法をお伝えしました。
ファインタッチさえあれば、どこでも、簡単に、安価で速やかに高熱をはじめ風邪の諸症状に効果があるセルフ刺絡。

ぜひともセルフ刺絡を日常生活に取り入れて頂き、いつまでも健康な体で毎日を過ごして欲しいと願い今回ブログを投稿しました。

繰り返しますが・・・・

・熱を下げるツボは
【H6】手の人差し指

・喉の痛みをとるツボは
【H1】手の親指

喉が痛くて、熱が出ている時は両方やっても大丈夫です!
【H1】→【H6】の順番にやると良いですよ。

それでは、風邪が早く治ることをお祈り申しあげます〜
何かご質問などございましたら、お気軽にご相談下さい。
それでは!

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