
【症例紹介】坐骨神経痛の鍼治療+電気療法による短期改善(50代後半・外国籍患者)
今回は、半年間続いた坐骨神経痛に対し、鍼治療と電気療法(低周波・ハイボルト・微弱電流)を組み合わせ、短期間で大幅な改善を得られたケースをご紹介します。患者さまは50代後半の外国籍(フィリピン)女性で、日本語の理解は限定的ながらも、通院に非常に前向きな姿勢を示されました。
患者情報と初診時の状態
- 年齢・性別:50代後半・女性
- 出身:フィリピン
- 主訴:左臀部から前脛骨筋(すね)まで続く神経性疼痛
- 罹患期間:約6ヶ月
- 既往歴:大規模病院での受診歴あり(内服薬で一時的に症状軽減)
- 来院経路:接骨院からの紹介またはネット検索
- 通院状況:初期は毎日来院、現在は週2回ペース
痛みのレベルは初診時10/10。歩行時の疼痛が強く、仕事にも支障をきたしていました。
治療プロトコル(初期〜改善期)
① 鍼治療
鍼は寸3・2番針を中心に使用。初期は刺激強度を高めるために太めの5番針も併用。
刺鍼部位は臀部から下肢にかけて、坐骨神経走行上を中心に施術を行いました。
② オームパルサー(低周波電気針)
特徴は柔らかい刺激の低周波の出力が可能で、2Hz筋緊張を緩和しつつ、疼痛抑制を図りました。
③ ハイボルト療法+微弱電流(アキュスコープ)
急性期の強い痛みにはハイボルト(高電圧刺激)を導入。
仕上げには特許技術にも通じる微弱電流(アキュスコープ)で全身のコンディションを整え、再燃を防止しました。
④ 通院スケジュール
- 初期4〜5回:強刺激設定で集中的に施術(毎日〜隔日)
- 改善後:刺激を徐々に弱め、施術時間も短縮
- 現在:週2回の維持施術を継続中
症状の変化と経過
初診時の痛みスコア10 → 3回後には劇的に改善。
現在は1〜1.5程度まで軽減し、歩行・業務もほぼ支障なし。
残存痛は軽微で、あと1ヶ月ほどで完治が見込まれます。
臨床上のポイント
- 若年層の長期化した坐骨神経痛でも、鍼+複合電気刺激により短期間で改善可能。
- 初期に強めの刺激を集中投与することで、神経伝導と血流改善を一気に引き出せる。
- 改善後は段階的に刺激を弱めて維持・再燃防止へ移行することが重要。
- 言語障壁のある患者でも「痛みを取りたい」という動機が強い場合、鍼治療の受容性が高い。
- 今後は説明・同意プロセスを明確化し、安心感の醸成を図ることが課題。
使用機器と設定まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 鍼サイズ | 寸3中心(2番〜5番針) |
| 電気刺激 | 全医療器オームパルサー/2Hz(低周波) |
| 併用療法 | ハイボルト+微弱電流(アキュスコープ) |
| 通院設計 | 初期:4〜5回集中的治療 → 現在:週2回 |
| 痛みスコア | 10 → 1〜1.5へ改善 |
まとめ
半年以上続いた坐骨神経痛が、わずか3回の集中的施術で劇的に改善。
鍼治療と電気刺激を組み合わせた「多層的アプローチ」が、短期改善と再発防止の両立に有効であることが示されました。
今後も痛みスコアの記録や再評価を行いながら、完治までのサポートを継続します。
当院では、坐骨神経痛・腰下肢のしびれ・神経痛に対して、鍼+電気療法(アキュスコープ/ハイボルト/低周波)を組み合わせた治療を行っています。
急性期の痛みから慢性症状まで幅広く対応可能です。
ご相談はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご予約
白山はりきゅう整骨院
東京都文京区白山5-22-7
📞 03-6304-1210
✉️ power.yell.0303@gmail.com
治療費:
初回 ¥6,700 / 2回目以降 ¥8,000
(所要時間 約60分)
特許番号:第6895603号(微弱電流(アキュスコープ)による人体の機能改善を施すための治療・施術システム)