スキンケア

正しい化粧品の知識について

毎度こんにちは。

白山はりきゅう整骨院デン マサタダです。

前回は「正しいニキビの方が読んで欲しい基礎化粧品選び」について書きました。

本日も化粧品選びに参考になる知識について投稿していきます。

さてさて、皆さん大好きコラーゲン。現在、市場には様々な種類のコラーゲン食品が出回っています。では一体コラーゲンの正体とは何なんでしょうか。簡単にご説明していきます。

コラーゲンとは何か

コラーゲンは皮膚、腱、骨などの結合組織の膠原繊維を構成している繊維状タンパク質を指します。
その構成は、グリシン、プロリン、アラニン、グルタミン酸、アルギニンなど約20種類のアミノ酸からなっています。

その中には他のタンパク質にみられないヒドロキシプロリンも含まれています。

コラーゲンには、可溶性(ソルブル)コラーゲンと不溶性(インソルブル)コラーゲンがありますが、可溶性コラーゲンは皮膚に保水性と弾力性を与えます。

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動物から得られたコラーゲンには可溶性コラーゲンはごくわずかしか含まれていませんので、大部分を占めている不溶性コラーゲンを可溶性の形にして用います。

可溶性コラーゲンは極めて親水性が高く、しかも、とらえた水分を逃がさないという性質を持っていますので、皮膚の老化防止や若返り目的でよく用いられています。

コラーゲンは元々免疫活性が低く、アレルギーを起こしにくい物質でありますが、さらにそのうえ、アテロコラーゲンになると、全く抗原性はなくなります。

敏感肌にも使用できる可溶性コラーゲンなのです。

ちなみに、狂牛病問題をきっかけに、動物性コラーゲンに替わって、アミノ酸組成の変わらない植物性コラーゲンや海洋性コラーゲンが多用されています。

クリームの役割とおもな成分は

皮膚に油分と水分の両方を補う役割を果たしている化粧品が保湿性のクリームです。

きめが細かく乾燥しやすい肌やカサカサして、ツヤのない肌は油分が足りないので油分をたっぷり補給できるクリームを使う必要があります。

クリームは油脂成分の種類や水分の配合率また乳液の分類などによって様々な種類があります。

皮膚の性質や目的によって使い分けられますが、使用感もそれぞれ異なってきます。

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クリームに使用される油脂成分としては、スクワランラノリン誘導体、流動パラフィン(ミネラルオイル)、エステルオイル、高級脂肪酸、動物性油脂が広く使われます。

代表的なものとしては、オリーブオイル、ホホバ油、ひまし油、ツバキ油、アーモンド油などがあります。

使用感を高め、高級感をイメージするためのものもあります。

これらの天然油脂素材は空気中の酸素によって酸化されて変質しやすいため、それを防止する意味で、脱色脱臭生成され、安定性を高めたものが使用されたり、酸化防止剤としてビタミンE が配合されています。

なるべく皮脂に近い成分にする目的で使用されることが多いのは、シアバター、マカデミアンナッツ油、ローズヒップ油、メイドフォーム油などがあります。

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油脂成分が水の中に均一に溶け込んでる状態を乳化と言いますが、これには三つの形があります。

①油脂中に水滴が分散しているコクのある油中水型(w/o型)

②水分中にいる油滴が分散しているさっぱりタッチの水中油型(o/w型)

③水中油型の油滴の、さらにその中に水滴が存在していて、さっぱりした使用感なのにしっとりする水中油型水型(w/o/w型)、

油中水型の水滴のさらにその中に油滴が存在していて、有効成分の安定度を高めた油中水中油型(o/w/o型)の二重構造となっているダブルエマルション型

中でも浸透性の高いクリームといえるのが、ダブルエマルション型(多重エマルション型)であり、肌内部へ有効成分を浸透させることができます。

乳化は肌触りの滑らかさ、有効成分の浸透性の高さにも大いに関わってきます。

クリームには保湿機能を高めるために、ヒアルロン酸Na 、グリセリン、コラーゲンなどの保湿剤が配合されています。

有効成分を肌の内部に浸透させるリボソームが応用される事も多くなっております。

リボソームとは細胞膜に類似した親油性の膜の小粒子で、リン脂質で作られたカプセルのことです。

肌に浸透しにくい親水性成分などをこのリボソームに内包して、美容効果を期待することができます。health

このほか、細胞に働きかけて、それらの細胞代謝を活性化される細胞活性剤も大切な配合成分です。

もともと細胞の周囲には、毛細血管によって送り込まれてきた栄養分があります。

しかし、毛細血管の流れが悪くなったり偏ったりすると、栄養分が不足することになり、細胞を元気にするのが細胞活性剤であります。

その代表が、各種のアミノ酸ビタミンです。

細胞活性剤は、細胞が生育するのに良い環境作りをする研究から生まれたもので、バイオテクノロジーの発展の背景にあります。

本日はここまでです。

次回は「乾燥肌と脂性肌の手入れについて」書いていきます。

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