ニキビ

ニキビの治療は正しい基礎化粧品選びから

こんにちは。

白山はりきゅう整骨院 デン マサタダです。

本日は基礎化粧品の役割をご説明していきます。

ニキビで悩む方は意外と知らない毎日使う化粧品。(化粧水や乳液等)

正しく知って美肌を目指していきましょう。

基礎化粧品の目的は

皮膚はもともと肌を健やかに保つ機能を備えています。
しかし、皮膚に有害な乾燥、紫外線、酸化などによって肌は絶えず変化し、皮膚の機能も衰えていきます。

基礎化粧品とは、必要な成分を補い、皮膚の防御機能を助けることによって美しい肌を維持、あるいは美しい肌にするために使用される化粧品であります。

人間は外部環境の様々な変化に対し、安定した生態を維持する恒常性を持っています。

病気が治るのも、こうした内部環境を一定に保とうと、あるいは、元通りに戻そうとする恒常性によるものです。

こうした体内の恒常性維持作用のことをホメオスタシスと呼びます。

結果として、健康で美しい肌を維持回復させるものと言えます。

この目的を達成するために様々な機能、効果を備えた基礎化粧品が開発されています。

化粧水の役割とおもな成分は

肌にとって不足がちな物質を担うのが化粧品であります。

肌の潤いを保つのに欠かせないのが水分で、多くの化粧水は肌の水分量を整え保湿能力を補うことを目的に使用されていることが多いです。

肌の水分を整えるということは言い方を変えれば、角質層の水分量を正常な状態に保つということです。

そこで、化粧水は、水分が浸透しやすいようにそしてまた水分が失われにくいように処方されています。

水分が失われにくくするためには各種の保湿剤が用いられます。

昔からグリセリンが使われてきました。

近年配合されることの多い物質としては、アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンが代表的です。

化粧水の役割には保水力を補うほかに、皮脂や汗の分泌を整えることも重要な働きです。

過剰な分泌を抑制するためには肌に引き締め感を与える収れん剤が処方されています。

汗や皮脂の出やすい夏に多く使用されます。

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反対に皮脂の分泌が少ない肌のためには皮脂腺の活動を活発化させる皮脂分泌促進剤が処方されています。

化粧水の役割として皮膚表面のpH を弱酸性に保つことも挙げられます

石鹸洗顔した後、肌はアルカリ性に傾きますが健康な皮膚は自分の本来のpH に戻ります。

しかし、その働きを助けるために弱酸性化化粧水で人工的に補ってあげた方が効果的です。

化粧水は肌質や使用感によって実に様々なタイプの製品が登場しています。

さっぱりした感触のローションタイプからしっとり感を重視した乳液に近いものもあります。

それらに加え、配合成分がより濃縮された。美容液に近いものまでバライティ豊富です。

保湿剤の働きは

化粧水や美容液、クリームには保湿成分が配合されていて肌に水分を保持し、潤いのあるしっとりした状態を作ります。

このような目的のために研究開発された保湿剤の役割は次の通りです。

1 皮膚表面からの水分蒸発を抑制し吸湿性をより高めることによって水分の保持を図ります。

2 適正な水分コントロールをしバランスを調整します。

3 保湿機能を高めることにより皮膚細胞の活性化をはかり、皮膚の柔軟性、弾力性を保ちます。

保湿成分の種類は

肌の保水力を補う保湿成分としては生体成分と同じか類似の成分がバランスよく配合されています。

従って、角質層の保湿成分であるNMS (天然保湿因子)の構成要素であるアミノ酸、ピロリドンカルボン酸、乳酸ナトリウム、尿素などが用いられます。

特に保湿性化粧水(モイスチャーローション)NMF を補給する意味で、これらの成分が多く配合されています。

真皮層の保湿に関わりの深いヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類は肌になじみがよく、べとつかず水分保持効果が高い原料として配合されています。

Hands of clinicians working with liquids in laboratory

バイオテクノロジーの進歩によりヒアルロン酸など天然界からは入手しづらかったものも格段に、容易く生産できるようになりました。

ヒアルロン酸とは何か

ヒアルロン酸は結合組織の基質成分として存在する酸化ムコ多糖類の一種で、組織内では水と強く親和してゲル状なし細胞間あるいは組織間を埋める接合物質としての役割をしています。

ヒアルロン酸1g に対して約6リットルもの水分を保持するという極めて高い保湿能力を持っています。

ヒアルロン酸は人間の細胞内に元々存在している物質でありますが年齢とともに減少し、60歳になると、新生児の3分の1にまでなってしまいます。

保湿剤として使用されるヒアルロン酸には動物性と微生物系のものがあります。

動物性由来のヒアルロン酸は鶏のとさかなどから抽出された精製されて得ることができます。

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抽出精製工程はとても複雑であり、高度な技術も要求されます。

その上、原材料の入試も困難で、均一な品質を保つ事が難しいこともあって、結果的には高価格となってきます。

微生物系由来のヒアルロン酸は微生物の発酵作用を応用したものでバイオヒアルロン酸とも呼ばれます。

化学構造的には動物系由来のヒアルロン酸とまったく変わるところはありません。

混在する不純物質は少ないため精製工程を見ても、動物系由来のそれと比べ極めて単純であります。

原料入手の前においても微生物系ヒアルロン酸の方が容易なこともあって低価格となります。

今日、これらの事情もあって、ヒアルロン酸配合の化粧品が数多く登場してきました。

ヒアルロン酸は、皮膚によく吸収されて伸びが良く、べとつかず角質層の水分量を高める効果があります。

ヒアルロン酸

また、空気中の湿度に左右されることなくその保湿性を一定に保つという特徴があるのも他の保湿剤と大きく異なっているところです。

化粧品にはヒアルロン酸ナトリウムの形で配合されております。

次回は皆さん大好き「コラーゲン」について書いていきます。

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