美容鍼のご相談でもっとも多いのが、「鍼治療は痛くないの?」というもの。
確かに鍼治療って見た目はかなり痛そうですよね。
そこで、今回は少しでも多くの日本の方に鍼治療の素晴らしさを伝えるために、現役はりきゅう師のデンがその疑問にお答えします。
一度は受けてみてほしい鍼治療
鍼を受けたことのある方は100人中〇人
突然ですけど、
日本人の鍼の受療率(鍼を受けた事がある人の割合)ってどれくらいかご存知ですか?
うーん、20%くらい?
それとも30%?
実際に鍼灸師の間でも、受療率を把握している先生はごく少数です。
そこで、厚生労働省のデータから見ると、
国内で鍼を受けた事がある人の割合は・・・
なんとたったの7%!!
う〜ん100人中7人しか受けたことがないって・・・
とっても少ないですね。
東洋医学の一つである鍼灸治療は、2000年以上前からある素晴らしい技術なのにとても悲しいです(泣)
アメリカでは関心が高い鍼治療
国民皆保険制度がない、アメリカや欧州は病気になるとメッチャお金がかかるので、病気の予防意識が非常に高く、日本人より東洋医学に関心を持っています。
その関心の高さは数字にも現れており、アメリカ人の鍼の受療率は25%(4人に1人の割合)。
特に顔に打つ美容鍼は、ハリウッドスターやセレブの美容法として確立されており、とてもメジャーなんです。
美容鍼の痛みって実際どうなのよ?!
それでは本題に戻ります。
鍼治療を受ける際の一番の不安は「痛い」かどうか。
その不安を解消するべく、詳しく鍼治療で伴う痛みについてご説明していきます。
鍼が「痛い」と感じる確率は6%!
鍼治療では基本的に「経穴」と呼ばれるツボを狙って刺します。
このツボに刺しても痛みを感じるはほとんどありません。
しかし神経が集中している部分もあるため、たまに痛みを感じることがあります。
その確率は16分の1、つまり6%です。
これは単純計算なので、はりきゅう師の腕にかかれば痛みを感じることはほとんどありません。
また初めての方でも、鍼による違和感や痛みを感じたまま帰られる方もほとんどおられません。
「鍼は痛そう」と不安に思っている方は、安心して鍼治療を受けてみてくださいね。
鍼治療が気になった方はすぐにでもこちらにご相談ください!
鍼が痛いときの4つの理由
鍼治療で痛みを感じる確率は6%と低いですが、ではどういった場合に痛みを感じるのでしょうか。
その例をご紹介していきます。
1.毛穴に鍼が刺さっている
毛穴には血管などの神経が集中しており、ここに鍼を刺すと痛みを感じることがあります。
毛穴は小さいため、たまにダイレクトに刺さってしまうこともあります。
しかし基本的にはりきゅうで使用する鍼は刺してもちくっとするくらいで、耐えられないほどではありません。
当院で使用する鍼は注射針に比べ1/10。
髪の毛よりも細いくらいなので、痛みはほぼありません。
【参考】
注射針の太さ→1.0mm
鍼治療の太さ→0.1mm
2.はりきゅう師の左手による圧迫が弱い
通常、鍼を打つ時、左手で患部を押さえ、右手で針を打っていきます。
業界用語になりますが、
左手は「押手(おして)」
右手は「刺手(さして)」
と呼ばれ、鍼はこの押手の圧によって痛みをコントロールすることができるのです。
特に新米の鍼灸師さんの場合、「押手(左手)」が弱く、鍼が不安定になるために痛みを引き起こします。
鍼を打たれ慣れている患者さんは、左手を置かれただけで鍼灸師の経験値がわかるとも言われています。
3.鍼が中国製または使い回し
押手が十分でも鍼が痛いケースはまだございます。
それは使用する鍼自体の問題です。
鍼灸院によっては使用している鍼のコストを下げるため「中国製」のものを使っている場合があります。
加えて銀の鍼を使用している場合でも、オートクレーブという医療機器で「滅菌」して使い回しているところも。
銀の鍼は使い続けていると鍼先が丸くなるため、痛みを感じ易くなるんです。
コストは多少かかりますが、鍼は「国産」のステンレス製が一番痛みが少ないです。
「鍼治療が初めてで心配」という方は「鍼は国産のディスポ鍼(使い捨て)」を使っているか尋ねれば答えてくれるので、確認してみてください。
※今現在はほとんどディスポ(使い捨て)鍼ですが、たまに使い回しの鍼を使っている治療院もあります。
4.疲労やホルモンバランス、紫外線の影響
鍼が痛い場合、はりきゅう師さんや鍼の問題であることが多いのですが、稀に体調によって鍼の痛みを感じることがあります。
また女性の場合、生理前になると、ホルモンバランスの影響で肌が敏感になります。
はりきゅう師はいつもより鍼が痛く感じる場合は鍼を変えるか、さらに優しい施術を心がけます。
余談ですが、生理前は肌だけでなく髪の毛も敏感になるので、ヘアカラーやパーマもしない方が良いと言われていますよね。
また、紫外線を浴びた肌もダメージを負っているので、いつもより鍼が痛く感じます。
紫外線を浴びると「毛穴が広がる」ためです。
鍼が痛い時の3つの対処法
1.鍼に慣れる
一番手っ取り早いのが、やはり鍼に慣れることですね。
これははりきゅう師の仕事の一つでもあります。
白山はりきゅうでも初診のお客様にはリラックスしていただけるよう配慮しています。
お待ちいただく時間にもウォーターベッドでリラックス、また施術前にも筋肉や皮膚に柔軟性を持たすためにマッサージをいたします。
鍼を抜いたあとも軽く揉むことで、鍼の違和感を拭うことができます。
2.紫外線を避ける
鍼を受ける前は紫外線をできるだけ避けましょう。
とはいえ完全に紫外線を浴びないということはできません。
なのでいつもの倍以上、化粧水や保湿を行うことをおすすめします。
日焼け止め以外では、
- 「つばの深い帽子」で紫外線をカット!
- フェンデーションをリキット(液体)タイプからパウダータイプに変える!
パウダータイプのファンデーションの方が、肌の表面で光(紫外線)を拡散させる効果が強いためです。
紫外線はニキビ対策にも有効。
ニキビと紫外線の関係についてより詳しく知りたい方は下の記事でご紹介しています!
頬ニキビの原因は紫外線!頬ニキビの5つの原因と対策法
3.はりきゅう院を変える
何度も痛む場合は、施術を受けるはりきゅう院を変えることをオススメします。
はりきゅう師さんが下手というよりは、症状によっては相性が悪い場合もあります。
また鍼が痛い原因の一つである鍼の使い回しなども、けっして悪いことではなく、そのはりきゅう院さんの方針なので仕方ありません。
白山はりきゅう整骨院では、完全にディスポ(使い捨て)鍼を使用しており、痛みを感じない鍼を心がけています!
ニキビをはじめとする肌の悩み、またスポーツなどでの体のトラブルなどを抱えている方、お気軽にご相談ください。
まとめ:痛かったらはりきゅう師さんに必ず相談!
鍼が痛い場合のほとんどは、毛穴に刺さっているか、あるいははりきゅう師さんやそのはりきゅう院さんと相性が悪いこと。
もともと鍼はほとんど痛みを感じないものなので、一度通うはりきゅう院を変えてみるのもいいでしょう。
もしずっと通っていて、かかりつけだという場合には、まずは「痛い」ということをはりきゅう師さんに伝えてみてください。
何らかの対処をしてくれるはずです。
繰り返しますが、鍼で痛みを感じる確率はは6%!
肌の悩みや体の不調を取り除ける確率は100%(にできるよう努めています!)。
ニキビやスキンケアのお悩み、、美容鍼に関する質問など、いつでもご相談下さい。
美容鍼の白山はりきゅう整骨院でしたー。